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円形脱毛症の原因

自己免疫疾患

体内のTリンパ球が誤って毛包を攻撃する事で円形脱毛症が発症すると考えられています体内のTリンパ球が誤って毛包を攻撃する事で円形脱毛症が発症すると考えられています

ある日突然、円形に毛髪が脱毛してしまう円形脱毛症。

円形脱毛症の症状は人によって実に様々です。1箇所だけ出来て半年くらいで完治する人もいれば、脱毛箇所が増えたり脱毛範囲が拡大したりする人や、しっかり発毛して完治したのちに再発する人もいます。でもどうして円形脱毛症はある日突然発症するのでしょうか?

最新の研究では円形脱毛症はTリンパ球と呼ばれる通常ウイルスなどの外敵から身を守るための免疫が、髪の毛を作る元となっている毛包という細胞の周辺に多量に集まり、間違って自分の毛包細胞を攻撃し炎症を起こすことで髪の毛が抜け落ちてしまう自己免疫疾患である、という説が最有力となっています。また一定の割合(数%ではありますが)で関節リウマチ、甲状腺疾患(橋本病)、尋常性白斑などの他の自己免疫疾患と併発するという事もわかってきました。

円形脱毛症が発症する原因は現在の医学でも100%完全には解明されてはいませんが、今後の抜本的な治療に向けて日々研究がすすめられています。

ストレスとの関係

円形脱毛症の発症はストレスとも関係があるようです円形脱毛症の発症はストレスとも関係があるようです

以前はストレスや過労で円形脱毛症になるといわれていましたが、それを証明するデータは今のところありません。円形脱毛症を発症した人の中にはストレスを感じていないという人も多くいます。

ストレスや過労は円形脱毛症の直接的な原因ではないものの、自律神経の乱れにより血行が悪くなったりホルモンバランスが崩れたりと、心身に多大な影響を与える事は事実です。人によってはそれらの負担が円形脱毛症を発症させるトリガーになる事は十分考えられます。

円形脱毛症の特徴

円形脱毛症の種類

円形脱毛症は脱毛の範囲や数などによっていくつかの種類に分類する事ができます。基本的に脱毛箇所が多く脱毛範囲が広いほど治りにくく重症であると考えて差し支えありません。

 単発型 :脱毛箇所が1か所であるのもの
 多発型 :脱毛箇所が複数であるもの
 全頭脱毛症 :脱毛が頭部全体に広がったもの
 汎発性脱毛症 :脱毛が全身に広がったもの
 蛇行性脱毛症 :帯状の脱毛部位が生え際に広がっているもの。小児に多い

典型的な円形脱毛症の発症タイプは単発型、多発型、全頭脱毛症、汎発性脱毛症、蛇行性脱毛症の5つ典型的な円形脱毛症の発症タイプは単発型、多発型、全頭脱毛症、汎発性脱毛症、蛇行性脱毛症の5つ

どんな人が発症する?

円形脱毛症は年齢や男女の区別なく発症しますが、発症者の約25%は15歳以下の子供だといわれています。

何の前触れも自覚症状もなく突然発症する場合がほとんどで、円形ないし時にはまだら状に脱毛部位が発生し、脱毛面積が広いほど、そして脱毛期間が長期化するほど治りにくいという特徴があります。

頭以外にも円形脱毛症が?

発症する場所は頭部に限ったことではなく、眉毛、まつげ、ヒゲなど、毛が生えているあらゆる場所に症状があらわれます。これは汎発性脱毛症と呼ばれます。

アトピーと円形脱毛症の関係

円形脱毛症の発症はアトピー素因と深いかかわりがあります円形脱毛症の発症はアトピー素因と深いかかわりがあります

アトピー素因を持っている場合、毛包の周辺に集まるリンパ球がそうでない人より多く、リンパ球が間違えて自分の毛包を攻撃されやすい状態になる傾向にあります。円形脱毛症を発症する人の中でも、本人や家族がアトピー性疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎)を持っている場合、症状が重症化・長期化することが多いということが知られています。全頭脱毛症や汎発性脱毛症のような重症の円形脱毛症になってしまう人ほど、アトピー性皮膚炎やアレルギー鼻炎などのアトピー素因を持っている確率が高いです。このようにアトピー性疾患(アトピー素因)と円形脱毛症の発症や病態には深い関係があります。

遺伝と円形脱毛症の関係

円形脱毛症は遺伝とも深くかかわっていると考えられています。親が円形脱毛症を発症した事がある場合、その子供はそうでない場合の10倍も円形脱毛症を発症しやすいというデータがあります。また家族が円形脱毛症になった場合、他の家族にも円形脱毛症が発症するケースが8%以上にのぼるというデータも報告されています。また双子の一方が円形脱毛症を発症した場合、もう一方も発症する確率は50%以上に上ります。

円形脱毛症が非常に多く発症する家系において近年の遺伝子解析の技術を使って遺伝子分析をした結果、円形脱毛症の発症には単一ではない様々な遺伝的要因が関わっているらしいこともわかってきています。

《2020年7月8日更新》

このたび円形脱毛症を発症する原因となる遺伝子の1つが順天堂大学などの研究により同定されたと発表されました。

引用元:世界初、円形脱毛症の原因遺伝子を同定(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000021495.html

この発表をまとめると、

円形脱毛症の患者と健常者のゲノム(遺伝子)解析を行い、統計学的推定によりHLA-Cという遺伝子の付近に円形脱毛症の原因となる遺伝子が存在する事を特定。

原因遺伝子が存在すると推定される患者のHLAゲノム領域を健常者と比較した結果、CCHCR1という遺伝子が変化していることを発見し、これが円形脱毛症の発症に関与していることが判明。

CCHCR1遺伝子に同様の遺伝子変化を与えたマウスを作成したところ、ヒトの円形脱毛症と同様の脱毛が生じ、毛髪の状態や毛包の遺伝子パターンもCCHCR1遺伝子の変化を持つ円形脱毛症患者のそれとよく似たものが再現された。

以上の結果からCCHCR1遺伝子を円形脱毛症の原因遺伝子の1つとして同定したという内容です。

円形脱毛症は自己免疫疾患であるとする説の他、多くの遺伝子や要因が発症に関わっていると言われてきましたが、原因となる遺伝子が同定されたのは今回が世界で初めての事です。

円形脱毛症の原因となる遺伝子の1つがはっきり分かったという事は、この遺伝子が原因で発症した円形脱毛症の方に対する治療法が確立される可能性が非常に高くなったと言えるのではないでしょうか。

次は「円形脱毛症の症状」

円形脱毛症はあわてずゆっくり直しましょう。お力になります。円形脱毛症はあわてずゆっくり直しましょう。お力になります。

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