円形脱毛症とウィッグ
円形脱毛症が生活に与える影響
円形脱毛症はほとんどの場合、症状そのものがからだの健康を害し体調不良に陥るというようなことはありません。しかし髪の毛が抜け落ちてしまったという事実に強い精神的ショックを受けてしまうことが大きな問題です。
髪の毛が抜けて外見が大きく変わってしまったという精神的なショックから、外出できなくなってしまう、他人との関わりを避けるようになってしまうなど、円形脱毛症によって生活が大きく変わってしまう人が多くいるのです。
からだ自体は健康なのに、今までの普通の生活が送りにくくなってしまうことが、円形脱毛症のとてもやっかいなところです。
ウィッグで「おしゃれ」しながら心理的負担を軽減
円形脱毛症の脱毛部位をウィッグなどでカバーする事は、特に症状が重症化・長期化している方、とりわけ女性にとっては、以前と変わらない普通の生活を取り戻すための大きな手助けになります。とはいえあまりにも隠す・隠さなければという意識が強すぎれば、かえって円形脱毛を強く意識する事になってしまい、心の負担が増してしまうかもしれません。ウィッグ選びを円形脱毛症になる前の日常のおしゃれの延長として、楽しむ感覚できるように意識してみてはいかがでしょうか。
ウィッグは直接的な円形脱毛症の治療ではない、と言われればそうかもしれません。しかし着用する事で人の目が気にならなくなって外出できるようになったり、鏡に映る自分の姿を見た時に感じるネガティブな気持ちが少なくなる事で、円形脱毛症になる前と同じ様な生活の質を取り戻すことを助けることができます。実際、QOL（Quality Of Life,生活の質）の観点から、ウィッグの着用は円形脱毛症治療ガイドラインの中でも最も推奨度が高い治療方法の一つとして医師に推奨されています。（それ以外にも紫外線から頭皮を守る事もできます）
最近は質の良いウィッグや円形脱毛症を隠せるアイテムがインターネットを通じて簡単に手に入れることができる時代でもあります。円形脱毛症とうまくつきあいながら普通の生活を送るためのひとつの手段として検討してみてはいかがでしょうか。
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- 円形脱毛症とウィッグ（この記事）
